|
3.電動工具販売サイトの「あるべき姿」徹底的に追求。
中原専務:プロセス2で出てきた御社からの”ユーザー体験シナリオ(戦略策定書)”の内容は様々でしたが、中でも大きく売上に貢献しているものは何だと思いますか。
香川:アクセス解析から得られることとしましては、本体とアクセサリーが同時購入できるシステムを実装したことです。市場調査や将来競合となるサイトの検証等を経て、ユーザーの抱える問題の抽出を行う過程で大きな問題に気が付いたのです。それは電動工具本体をカートインした後、そのカートインした本体に取付可能なアクセサリー(キリやプラスビット等)をまたゼロから検索しカートインしなければならないという点でした。電動工具はその本体だけでは機能しない。本体に取り付けられるアクセサリーとセットで機能を果たすのです。「本体だけでは何も出来ない」のに、メーカーの本体標準付属品にはキャリングケースや充電器は付属してますが、本体に付くアクセサリーは種類が膨大なことや消費者の利用用途が不明なことから、標準付属品としては提供せずあくまで「オプション」という販売形態をとっているんです。
中原専務:そうですね。アクセサリーは探すのが嫌になるほどとにかく種類が多い。
香川:ユーザーはその問題を解決できないまま、アクセサリーの同時購入に挫折し本体のみを購入しているケースが多いのではという仮説を立てました。これは販売店側にとっても非常にマイナスで、売上に大きく影響してきます。なぜならアクセサリーは消耗品で磨耗したらまた購入する必要があり、ユーザーがリピーター化(リピートバイヤー)する可能性が高いからです。そんなユーザーの満足度を獲得するために、カートインした本体にしか取り付けられないアクセサリーだけをデータベースから抽出しスムースに購入できるユーザー体験シナリオをご提案させていただきました。
中原専務:私もその提案を聞いたとき胸の閊えが取れました。私も今回のプロジェクトにはその機能を実装したいと薄々感じていたんです。ただ実際にそんなことが出来るのかと話し出せずにいたんですが。香川さんからその提案をいただいたときは正直嬉しかった。
香川:ありがとうございます。その他にも本体を疑似体験出来るようにするための戦略としてストリーミングを提案させていただきました。そのページから商品詳細ページを経て購入に至るゴールデンルートが確立されていることがアクセス解析からも明確です。今後もまだまだご採用いただきたいご提案があります。前向きにご検討いただければと思います。
|