ホームページ制作スタッフのちょっとイイ話
タイトルどおりの内容でないことも多々ありますが、楽しんで読んでいただければと思います。
狼に学ぶ商売
清水
[2010.08.03]
弊社に無類のアニメ好きスタッフがいて、彼から勧められた一本のアニメ。
そのタイトルは・・・
「狼と香辛料」
狼の化身である少女「ホロ」と青年行商人「ロレンス」の道中で起こる様々な事件を、
軽妙洒脱な掛け合いもちりばめつつ描く「剣も魔法もない」ファンタジー物語。
<wikiより引用>
前々から勧められていたたもののタイトル・絵が微妙だったので・・・
ん?むむ?っと躊躇していたのですが、
軽い気持ちで観たら、ハマっちゃいました。
いや、こりゃ凄いです。
6話ほどしかまだ観てませんが、その物語で描かれていたのは、
"売れる商売の原則"
第3話「狼と商才」に、次のようなシーンがありました。(ネタバレ注意!!)
主人公の ロレンスが毛皮70枚を銀140枚で交渉し成立しようと瞬間に、
少女「ホロ」が待ったと間に入って、なんと銀210枚で契約をしてしまう。
一気に1.5倍に毛皮の価値を引き上げてしまった![]()
なぜ、ホロはそんなことができたのか?
セリフに隠された?
売れる商売の原則を考察してみました![]()
まず、ロレンスの売り方は・・・。
ロレンスのセールスPOINT
・毛皮が今年不作していること→品薄感
・10年日1度と言われるくらいの品質→希少価値
と口頭で説明。
銀132でどうか?という相手の反応に対して、
・今後も長く取引していきたいと説明。
銀140に引き上げに成功。
では、対するホロの売り方はどうか。
まず、毛皮を嗅いでもらう。
実は、事前に大量のりんご
を毛皮の上に置いておいたのだ。
(アニメでは、ここでそれが活きる前フリがある)
当然、毛皮を嗅いだ商人は驚く。
そこに「ホロ」は、つい先ほどまで、動物たちが果物たわわに
実る森を駆け、食べていたことを説明に加える。
さらに、毛皮をひっぱらせ頑丈なことを体感してもらい、
大の男二人掛かりでやっと
剥いだこともつけくわえる。
最後に、一言。
周りに獣臭い毛皮が並ぶ中で、甘い香り放つ毛皮があり、飛ぶように
売れていくところを想像してご覧と![]()
と、こうやってホロは1.5倍に価値をつり上げたのだ。
ロレンスの売り方は、事実からなる希少価値を提案する・・・論理型。
ホロの売り方は、ストーリーをふまえ感覚に訴える・・・イメージ型。
さらに、ホロが最後にやった行為(凄く大切なことだと僕は思いました。)
「毛皮を買ったあなた(商人)が儲かることをイメージさせる。」
もうこれでノックダウン。
商人は、前のめりで自ら価格を上げていく。
ロレンスの売り方がだめで、ホロのやり方が良いとかではなく、
二人の良いところがそれぞれ組合わさったからこそ毛皮の価値が
最大限に上がった![]()
ということ見方こそが、
"売れる商売の原則"ではないかと僕は思いました。
最後に、
リンゴ
の香りをつけて嘘をついているという突っ込みが
起こりそうですが、交渉後の打ち上げ(居酒屋)でのシーンにて
ホロ曰く
「(毛皮を買った商売人が)騙された時に、怒っているようでは、話になりんせん。
こんな方法もあるのかと感心してこそ一人前じゃ。」
さすが賢狼です。
お見事![]()
